苫米地英人認定コーチ 谷口元浩

苫米地式コーチングを実生活に落とし込んで得た気付き・発見・変化の体感をシェアします。

小さな閃きが思い出せなくなる瞬間

何か閃きがあったのにどんな内容だったか思い出せない…ということ、ありますよね。

 

せっかく見つけたお宝が回収しないうちに消えてしまったようなもどかしさを感じます。8月に入ってから今日までで2度目を経験しています(笑

 

しかし今日、この『消えてしまう』瞬間に何が起きたのかを観察することができました。それを書いてみたいと思います。

 


その瞬間に起きたこと

それは「思考を構成するパーツの書き換わり」でした。

 

考えていた事自体はもう思い出せないのですが、仮にそのとき計算機について考えていて、新たな閃きが起きていたとします。

 

この場合、一般化している計算機の概念や要素を長期記憶から引き出して、それに新しい思考パーツを加えて考えているはずです。新しい思考パーツは短期記憶が保存場所になっていると考えられます。

 

式で表してみるとこうなるでしょうか。

[計算機ゲシュタルト]+[新思考パーツ]=[新計算機ゲシュタルト

 

計算機ゲシュタルト :長期記憶

新思考パーツ    :短期記憶

新計算機ゲシュタルト:短期記憶

 


この[新思考パーツ]の中身が仮に「貼り付け」という考えだったとします。その組み合わせで[新計算機ゲシュタルト]の構築は進んでいます。

 

そして思考が消える瞬間に起きたのは[新思考パーツ]の中身が突然別のものに上書きされてしまう現象でした。

 

それは、その時たまたま目に映ったものに影響を受けて上書きされました。
目の前でビー玉が転がっていたので「貼り付け」が「転がる」に上書きされた、というほどあっけないものでした。

 

[新思考パーツ]が別要素に上書きされたことで、構築され始めていた[新計算機ゲシュタルト]が成り立たなくなって霧散しました。

 

上書きされた瞬間を知覚できたのですが、それ以前にそこが何だったのかは思い出せません。

 


考察 忘れないために

新しいゲシュタルトが完成するまでは、その思考は非常に脆いものなんだろうと今回感じました。

 

[新思考パーツ]が上書きされたことで思考の整合性が取れなくなり霧散したことから考えると、閃きが起こった時点で

 

[計算機]+[貼り付け]

 

という程度にでも何かにメモっておけば、上書きが起こったとしてもメモ(バックアップ)を見ることで[新計算機ゲシュタルト]を再構築できると思われます。

 

新しい閃きの内容を文章でまるまる書き出すと、発想が陳腐化することがあります。もっとすごい事のはずなのに文章にすると陳腐になる。

ゲシュタルトを生み出すパーツの関係だけを残しておけば、この陳腐化を避ける事にも繋がりますし、書きとめる量が少ないのでメモを取るにも都合がいい。

 

しかし閃きが起きた瞬間に『直ぐにメモる』というのも、意識して行動しないとなかなかできなかったりします。

 

閃きが起きる瞬間は移動中だったり人との会話中だったりもしますが、自分の記憶力を過信して「あとでメモろう」と思っているうちに上書きが起きて霧散します。

 

別の行動をとっている時というのは、上書きを起こす情報が垂れ流しで入ってきている状況なので、できるかぎり早くメモっておきたいところです。

 

メモ書きするということが記憶の強化にもつながるので、こういう意識で行動しているうちに脳の記憶力も変化してくるだろうと思います。