苫米地英人認定コーチ 谷口元浩

苫米地式コーチングを実生活に落とし込んで得た気付き・発見・変化の体感をシェアします。

セルフコーチングの基礎6 セルフ・トークとエフィカシー1


 セルフ・トークとは言葉の通り、「独り言」です。

  

私達が何気なく考えている心のなかの言葉や、「腹減ったな」とか「うわやっちゃった」とか、内省的なリアクションのすべてをセルフ・トークと言います。

 

 

たまに声に出ている人もいます。

 

 

自然と出てくる言葉なので、セルフ・トークは必然的にセルフ・イメージに沿った発言が多くなります。

 

セルフコーチングの基礎1から6までに出てきた内容の関係性を、1枚の図にまとめてみました。

 

関係図

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情動を伴う過去記憶(情動記憶)をもとに習慣や判断基準(ハビットとアティテュード)が生まれ、それに伴いRASやセルフ・トークが動き始め、セルフ・イメージの構築が進み、ホメオスタシスが働く。

 

 【新しい単語について】

ハビット    :習慣などの無意識的に行う行動のこと
アティテュード :行動の性向、普段の無意識の判断のこと
ブリーフシステム:ブリーフ(信念)、判断基準の集合。

 

 

 

人の記憶は失敗の記憶

 人の脳は失敗を記憶することで改善を行うようにできており、うまく行った出来事の記憶はあまり残っていないものです。

 

失敗すると嫌な気持ち(強い情動)になりますから、記憶に定着しやすいのです。

 

成功すると嬉しいのに、なぜか成功の記憶は薄れていきます。

 

それに対してかなり昔の腹の立つ出来事を突然思い出し、怒りが再熱してしまったりするのは、脳の記憶方法の問題でもありそうです。

 

 

なのでセルフ・トークの多くは「ああダメだ」「またやっちまった」などネガティブなものが多い傾向にあります。

 

余談ですが、方言を相手に聞かせるときにとっさに選ぶセリフも、なぜかネガティブなセリフが多い気がします。

 

 

セルフ・トークは記憶の追体験

 セルフトークはその内容に沿った情動記憶を引き連れてきます。

 

例えば、「ああダメだ」というセルフ・トークを100回繰り返すことは、ミスした記憶を100回再生する事に似ます。

 

なのでネガティブなセルフ・トークが多いとセルフ・イメージもネガティブな方向に進んでいきます。

 

セルフ・イメージがネガティブになっていくと、コンフォートゾーンが小さくなっていくので、自分が発揮できる能力の幅も小さくなっていきます。



 

サクッと一言で言うと

「セルフ・トークは意識しやすいのでここから変えていこう」ということです。

 

 

まずは自分のセルフ・トークを意識することから始めます。

 

そしてネガティブなセルフ・トークをみつけたら、まずは「自分らしくないな」と言い直していきます。

 

 

失敗に対して「自分らしくない」と言うことは、自分の能力はもっと高いという認識から出る発言になります。

 

この自分自身の評価度合いのことをエフィカシーと言います。

 

セルフ・トークを正しい内容に変えてエフィカシーを高めていけばネガティブの連鎖は止まり、さらに続ければ反転し始めます。

 

 

そんなことできるんだろうか?

そう思うかもしれません。

 

大丈夫です。

 

 

練習するだけ。

参照:セルフコーチングの基礎1 脳内の出来事

 

 

私の経験的には、セルフ・トークはホメオスタシスの働きを反映しているものだと感じます。

 

私はネガティブなセルフ・トークが出ているときは、ホメオスタシスによる引き戻しが起きている時だと捉えています。

 

 

 

つづく。