苫米地英人認定コーチ 谷口元浩

苫米地式コーチングを実生活に落とし込んで得た気付き・発見・変化の体感をシェアします。

セルフコーチングの基礎4 コンフォートゾーン

 

 前回のつづき。

 

 人格に基づくRASの働きにより、人はみなスパイラルの中にいるとは言え、人は生きているといろんな情報に接するので、サラリーで満足なBさんだって事業ネタを見つけることはあるはずです。

 

 極端に言えば、営業マンに目の前でプレゼンされたらそれは認識せざるを得ません。

 


AさんとBさんそれぞれが事業のネタを持っていた場合、それが事業に結びつくかどうかはお互いの行動力の問題になってきます。

  

この行動力に影響を及ぼす要素の重要なものが、コンフォートゾーンという概念と、ホメオスタシスという脳機能です。

 

今回はコンフォートゾーンについて解説します。
(ちょっと難しいです)

 

関連リンク:life hacker 成長するための近道:コンフォートゾーンとは、そして抜けだすには

 

 

コンフォートゾーンとは

 言葉の通りですが、その人が落ち着ける場所や空間のことです。

 

大抵の人にとって家や自室はコンフォートゾーンです。

 

コンフォートゾーンの中にいると人はリラックスできるので、創造的な活動もしやすく、高いパフォーマンスを発揮できます。

 

そしてコンフォートゾーンではない場所に出ると人は緊張します

 

 

真夜中に心霊スポットに行くと体が緊張します。

 

またスポーツチームの選手はホームではのびのびと試合ができますが、アウェイでは体が緊張して本来のパフォーマンスを発揮しにくいものです。

  

 

就活生が面談で緊張するのも面談の場がコンフォートゾーンではないからです。

 

  

コンフォートゾーンは物理空間ではない

 コンフォートゾーンを感じているのは脳(心)です。

 

私達は物理空間の物質を五感を通して認識することができますが、その認識を生み出している(処理している)のは脳です。

 

 

脳は五感情報のすべてを電気信号として受け取って処理しています。


なので、ホームで試合をする時も、自分の部屋に戻ってきた時も、五感から送られた電気信号をもとに、「ここはコンフォートゾーンだな」と理解して「緊張を解くか」という指令を体に出すわけです。

 

 

海馬(記憶を司る脳の部位)の中に保存されている過去の記憶も、神経ネットワークの反応によって再現される人格・性格も、脳にとってはどちらも情報(電気信号)でした。

 関連:セルフコーチングの基礎1 

 

どんなソフトも、パソコンのCPUの中では0と1の羅列情報(バイナリコード)で処理されているのと同じです。

 

 

脳の側からすると、目に見える物理空間は物質ではなく情報であり、心理的、精的な知覚も同じく情報です。

 

意外に思えますが、脳は直接外界に触れることはできないので、これは当然といえば当然です。


なのでコンフォートゾーンの本質は情報ということです。

 

 

苫米地式コーチングでは、物理空間に対して脳内での認識のことを情報空間と呼んでいます。

 


ですので、コンフォートゾーンは実際の場所だけでなく、情報空間全てに対して存在します。

RASがあらゆるレイヤーで働くのも脳が情報空間だからでしょう。

 


情報空間でどのようにはたらくか

 ひと月のお小遣い5万円がコンフォートゾーンの人が、しょっぱなから4万円散財してしまった場合、財布の中身が心もとなくなり落ち着かなくなります。

 

人前で話すことが苦手な人が、数十人の前でスピーチすることになると非常に緊張します。

 

 

スポーツの例で言えば、物理的にはホームグラウンドであるのに、敵チームの実力が上で押されっぱなしの状況では、その試合空間はコンフォートゾーンだと感じられません。

 

 

このようなことは、人ぞれぞれ似た体験があることと思います。

 

 

コンフォートゾーンから外れると体は硬くなり変な汗も出たりして、早くコンフォートゾーンに戻りたくなりますね。

 


このコンフォートゾーンに戻ろうとするチカラの出どころは何でしょうか。

 

 

それがホメオスタシス(恒常性維持機能)です。

 

 

次回はそれを説明します。