苫米地英人認定コーチ 谷口元浩

苫米地式コーチングを実生活に落とし込んで得た気付き・発見・変化の体感をシェアします。

セルフコーチングの基礎2 RASとスコトーマ

 

 前回は、人間の活動はすべて脳内の神経ネットワークの発火によって起きていることを学びました。

 

そして神経ネットワークは新しくつくり上げることができました。

視点を上げて考えてみると、人の性格というのも結局は脳神経の繋がり方によって出来上がっています。

 

なので「人はいつからでも変わる事ができる」ということです。

 

 

今回は重要な脳機能の一つである『RAS』とその産物である『スコトーマ』について知ってもらいます。


ライフハッカーより

RASは、脳が処理しなければならないあらゆるものの中で、その瞬間に積極的に注意を向けているものを、より重用視するフィルターとしてはたらきます。

引用元: なぜタイピングより「手書き」は効き目があるか  

 

RASとは人間が何かに集中したいときに働く脳の部位です。


たとえば、メガネをかけている人は、仕事に集中している時はメガネのフレームが意識に上っていません。

 

風邪などでマスクを付けると、最初はマスクが視界にも入るし、口や耳まわりの着け心地も意識に上がってますが、そのうちそんなことを忘れてしまうのもRASによる現象です。

 

激しい運動をして息が上がったりしないかぎり、そもそも呼吸を意識することもあまりありません。

 

面白い映画を見ているときは、映画以外の何一つ意識に上がっていない時があります。映画から意識がそれるとスクリーンやテレビの縁など、いろんな情報が意識に上がってきます。

 


RASがあるから人間は集中することができるので、これはとても大事な機能です。

 

そしてRASによって遮断された情報のことを『スコトーマ』と呼びます。

 


 RASはその日その時のある局面においてだけでなく、普段の生活レベルでも機能しています。なので必然的にそのレベルでのスコトーマも生まれています。

 

スコトーマの厄介なところは、そもそも意識に上がっていないので、何がスコトーマと化しているのかがわかりにくいところです。

 

 

 

普段の生活レベルでのスコトーマとは

 マイカーを持つことに全く興味のない人が車のCMを見ると、音楽や映像の面白さが記憶に残ることがあっても車の魅力が記憶に残ることはありません。

 

ディーラーの前を通ってもそこにある車がどんな車種でいくらなのかなんてことはRASがカットしてくれます。

 

しかし何かのきっかけで車に興味が出てくると、RASはこれらの情報を意識に上げるようになってきます。

 


普段の生活よりもさらに視点を上げると性格・人格レベルの話になってきます。

そしてやはりこのレベルでもRASは働いています。

 

 

 

今日はここまで。

次回、人格とRASの関係をさらに掘り下げます。

 

 

最後にワーク

今日は脳が手抜き器官であることを実感してみましょう。

下記のどちらかに挑戦してみてください。

  1. 毎日見ているPCデスクトップ(またはスマホ)のアイコンの並びを思い出して紙に書いてみる。
  2. お気に入りの服の柄を紙に書いてみる

書き終わったら実物と見比べてみましょう。

 

 

 

毎日見ているもの、大好きなものなのにはっきり記憶していない・・・。

いちど見たことを、以後は毎回見ている気になっている

 

これもスコトーマの一種で、RASが生み出している現象です。

 

 

つづく